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親の安全
実家の特殊詐欺・訪問販売対策|離れていても親を守る方法
「オレオレ詐欺」「還付金があります」「無料点検です」。ニュースで見るたびに、離れて暮らす親は大丈夫だろうか、と不安になりますよね。私も同じでした。
調べてみて分かったのは、離れていても打てる手はあり、しかも難しくないということです。ポイントは2つだけ。「電話に出ない仕組み」と、「お金の話は必ず一度、子に相談する約束」です。
特殊詐欺の被害は高齢者が大きな割合を占めることが、警察庁の統計でも示されています(警察庁「特殊詐欺 発生状況」)。だからこそ、被害にあう前に、離れて暮らす親と一緒に備えておきたいところです。
① 固定電話を「詐欺の入口」にしない
特殊詐欺の多くは、固定電話から始まります。いちばん効くのは、知らない番号の電話に出ない仕組みを作ることです。
- 常時留守番電話にする:用があれば相手は名乗る。詐欺は録音を嫌がって切れます
- 防犯機能付き電話に替える:着信時に「録音します」と警告アナウンスが流れ、通話を録音するタイプ。警察庁も導入を呼びかけています(警察庁の案内)
調べたところ、自治体によっては防犯電話や録音機を無償で貸し出している場合もあります。「(親の住む市区町村) 迷惑電話 防止機器 貸出」で検索すると分かります。
② お金と契約は「必ず一度、子に電話」の約束
これは道具ではなく、家族の約束です。「お金・契約の話が出たら、その場で決めず、必ず一度わたしに電話してね」と、親と決めておく。たった一本の電話が入るだけで、詐欺は成立しにくくなります。
あわせて伝えておきたいのが、「ATMで還付金は戻ってこない」という一点。ATMを操作させる時点で詐欺です。ここだけは、はっきり親に伝えておくと安心です。
③ 訪問販売・点検商法への備え
玄関先での「無料点検」「高く買い取ります」も、高齢者が狙われやすい手口です。次の3つを、親と共有しておきましょう。
- 知らない訪問には出なくていい:居留守は失礼ではありません
- その場で契約・現金を渡さない:「家族に相談してから」で一度止める
- クーリングオフを知っておく:訪問販売や電話勧誘での契約は、原則8日以内なら書面で解約できます。迷ったら消費生活センターへ
実家に合う見守り方を、3分で整理できます。
無料診断をはじめる →④ 困ったとき・怪しいときの相談窓口
「これは詐欺かも」と思ったら、一人で抱えず、次の番号に相談できます。親のスマホや冷蔵庫に貼っておくと安心です。
- 消費者ホットライン「188」(いやや):契約トラブル・悪質商法の相談。最寄りの消費生活センターにつながります(政府広報の案内)
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺や防犯の相談(緊急でないとき)
- 「110」:今まさに被害にあっている・不審者がいるとき
親への切り出し方
「騙されないでよ」と言うと、親は「バカにするな」と身構えます。ここでも自分を主語に。「最近この辺で詐欺の電話が多いらしくて、俺が心配だから、留守電にしておかない?」——こう伝えると、すんなり受け入れてもらいやすいです。
まとめ:仕組みと約束で、離れていても守れる
- 電話に出ない仕組み(常時留守電・防犯電話)で、入口を閉じる
- お金と契約は必ず一度、子に電話の約束を決める
- 訪問はその場で契約しない。困ったら188・#9110へ
すべてを完璧にできなくて大丈夫です。まず「留守電にする」「番号を貼る」だけでも、親の毎日はぐっと安全になります。
よくある質問
実家が固定電話です。何から対策すればいいですか?
まず「常時留守番電話」に設定するのが一番簡単で効果的です。用がある相手は名乗るので折り返せますし、詐欺は録音を嫌って切れます。次に、着信時に警告アナウンスが流れる防犯電話への買い替えを検討します。
親が詐欺にあったかもしれないとき、どこに相談すれば?
契約トラブルや悪質商法は消費者ホットライン「188」、詐欺や防犯の相談(緊急でないとき)は警察相談専用電話「#9110」です。今まさに被害にあっている・不審者がいるときは「110」に連絡します。
ATMで還付金が受け取れると電話がありました。本物ですか?
詐欺です。ATMを操作して還付金が戻ってくることは絶対にありません。役所や税務署がATMでの手続きを求めることもありません。その場で操作せず、いったん電話を切って家族に相談してください。
※本記事は執筆時点(2026年8月)の調査に基づく情報提供です。制度や窓口の最新情報は、消費者庁・警察庁・各自治体の公式情報でご確認ください。契約トラブルの個別のご判断は、消費生活センター(188)や各分野の専門家にご相談ください。